Q シャンプーは毎日やったほうが良いですか?
お顔を毎日洗うのと同じで、頭皮も清潔にしてあげる事が大切なので毎日された方が良いです。
しかし、ここで問題なのは良いシャンプー剤選びと洗い方に気をつけないと、頭皮も髪も傷めてしまいますので注意してくださいね。
Q どのシャンプーを使って良いかわからない
結論からいいますと、常に色々なシャンプー、トリートメントを検証している私達ヘアケア・アドバイザーにお任せいただければ大丈夫ですが、シャンプーの良し悪しは何で決まるのか?簡単に言いますと、使っている洗浄剤の種類と組み合わせで決まります。大別すると3つの種類に大きく分けられます。
「アミノ酸系」「石鹸系」「高級アルコール系」です。シャンプーの成分の約75%が水で、20%が洗浄剤となります。肌への刺激、手触り等を数値で比べてみると、ダントツでアミノ酸系が優秀ですが、アミノ酸なら何でも良いわけではありません。アミノ酸の種類、配合でまったく異なりますのでご相談頂いた方が良いと思います。
*1~3種類のアミノ酸が入っているだけでも アミノ酸シャンプーと言いますのでご注意下さい。
Q シャンプー後の自然乾燥は傷みますか?
何故、自然乾燥するんですか?
「ドライヤーの熱は、髪に悪そうだから」、「面倒くさいから」ではないですか。
分からないではないです!
自然乾燥がいけない5つの訳
1.菌が繁殖する
髪を濡らしたまま寝てしまうと枕と髪が接触している部分は、体温で暖まり湿度が上がり菌が繁殖しやすくなってしまいます。
2.キューティクルが剥がれやすくなる
「キューティクル」とは、髪の表面を覆っている魚のうろこ状の組織、海苔巻きに例えると海苔の部分の様なもの。
髪が濡れて開いた状態のキューティクルは、はがれ落ちやすくなる。
濡れている時間が長い程キューティクルが開いているので、傷む危険がいっぱいです。ツヤツヤな髪はキューティクルが綺麗です。
3.髪が傷みやすくなる
2、でも書きましたが、髪は濡れているとキューティクルが開いていて弱い状態になり、髪の中の大切な間充物質が外に出やすくなり髪内部に空洞化が起きてしまう。半乾きや濡れたまま寝ると枕との摩擦でキューティクルが剥がれて傷ついてしまう。(パサつきや枝毛の原因にもなります)
4.寝癖がつきやすくなる
髪には「水素結合」というものがあり、濡れた時に結合が切れ、乾かすことで結合される習性があるので、ブローすると髪の形が決まるのもこのためです。したがって、中途半端に濡れた状態で寝てしまうと、朝起きた時に変な寝癖がついてしまうというわけです。
5.薄毛の原因を誘発する
髪が濡れたままだと、頭皮の表皮もダメージを受けやすくなり、頭も冷えてしまい頭皮の血行が悪くなります。毛髪の発育には頭皮の血行が重要ですので、血行が悪くなると薄毛の原因になる可能性があります。
Q 髪のためにトリートメントは根元~毛先までたっぷりつけたほうがいいの?
毛髪に良いものが頭皮にも良いとはいえません!
毛髪の根元、つまり頭皮にまで過剰な油分を与えてしまうと、毛穴が詰まってしまいます。毛穴の詰まりは新陳代謝を悪くしたり、かゆみや炎症につながります。さらに、ヘアケア商品の油分や体から出た余分な脂で頭皮を圧迫してしまいます。
トリートメントはダメージの大きい毛先を中心につけるようにするのが大切です。トリートメントをつける時は、軽くタオルで髪の水分を押さえるように拭いてから、毛先中心に毛先にむかって揉みこむ様にすると良いと思いますので試してみてください。(参考文献ヘアケアマイスターテキスト)
Q リンス、コンディショナー、トリートメント、ヘアマスク、何が違うの?
- リンス:主に毛髪表面に作用する
- コンディショナー:リンスにトリートメントの効果を少し持たせたイメージです
- トリートメント:毛髪表面~内部に作用します
トリートメントはカチオン界面活性剤や油分が毛髪の表面に吸着し毛髪を滑らかにします。また、油分やアミノ酸、毛髪保護タンパクが毛髪内部に浸透し、毛髪を健やかな状態にします。(参考文献ヘアケアマイスターテキスト)
Q どうして白髪になるの?
白髪はメラニン色素の量が少ないとなるといわれています。髪の毛を黒くするメラニン色素が十分に作られなくなると白髪が増えてくる訳です。要するに、白髪は毛根にある髪の毛の色素を作る部分が働かなくなり、色素がなく透明な状態で生えてきてしまう現象です。加齢や遺伝的なもので色素がつくられない場合もあれば、栄養、ストレスなどで白髪になる場合もあるので、様々な商品も発売されてはいますが、今のところは100%確実に治せるのはないのが現状の様です。
でも、ちょっとした心がけで…
白髪を引き起こす4つの主な原因!
1. 加齢
原因とされるのは
成長ホルモンと女性ホルモンの2種類のホルモンの減少と言われています。
成長ホルモンは
- 細胞のダメージを修復し、新陳代謝を高める働きのあるホルモンで、肌や髪に非常に大切です
- 成長ホルモンは入眠後3時間の間に大量に分泌される
- 睡眠の深さに応じて量が決まる
- 浅い睡眠だと肌や髪の修復がうまく行われません
- 加齢とともに → 眠りが浅くなる →
成長ホルモンが十分分泌されにくくなる → 白髪や抜け毛が増えてくる
女性ホルモンは
- 女性ホルモン(エストロゲン)も35歳位から徐々に減ってきて髪の毛の成長が衰えてくる
- 成長ホルモンと同様髪や肌は後回しにされてしまう
- 血管拡張作用が弱まることで栄養が頭皮に届きにくくなり、白髪になるのです
2.食事
黒髪のメラニン色素はメラノサイトとよばれる細胞から作り出されますが、さまざまな栄養素が必要となります。
- 栄養素は体の中で生成できないものも多いため食べ物から摂取することが必要。
- 栄養素が摂取できないと白髪になりやすくなる可能性があります。
白髪を少なくする効果のある3栄養素には、ヨード、チロシン、銅などが挙げられます。
ヨード
細胞の成長や代謝を促進し、メラノサイトを活性化することができます。白髪を抑えるだけでなく、髪を健康に保つはたらきもあります。
【海藻類や魚介類】
昆布、ヒジキ、ワカメ、カツオ、ブリ、サバなど
チロシン
メラニン色素の原料で十分に足りていないと、毛に色がつかなくなるため、白髪が増える可能性があります。
【チーズ類、果物】
ナチュラルチーズ、プロセスチーズ、バナナ、アボカド、リンゴなど
【魚介類】
かつお、まぐろ、たらこ、うるめいわし、ちりめんじゃこ、ひらめなど
【大豆やナッツ類】
アーモンド、落花生、大豆、豆腐など
銅
体の中では合成できないので、食べ物から摂らなくてはいけません。チロシンと合わせて銅を摂るように心がけると白髪を少なくする相乗効果を期待できます。
納豆、ゴボウ、ニンニク、パセリ、そば、サツマイモ、玄米、エビ、カニ、プルーンなど
白髪の原因はさまざまですが、食べ物に気を付けることで改善することが期待できます。
メラニンの活動、チロシナーゼの合成に必要な食品例
【海藻類】
コンブ、ヒジキ、ワカメ、海苔など
【魚介類】
イワシ、サバ、カツオ、ブリ、かつお、まぐろ、たらこ、ちりめんじゃこ、ひらめ、ホタルイカ、エビ、カニなど
【大豆・ナッツ類】
アーモンド、大豆、落花生、豆腐、納豆、カシューナッツなど
【野菜類】
ごぼう、ニンニク、パセリ、モロヘイヤ、カンピョウなど
【穀類】
そば、サツマイモ、玄米など
【果実類】
アンズ、プルーンなど
食品添加物の多い食事を摂取すると頭皮や毛髪が栄養失調状態になってしまい、色素の生成ができなくなり白髪が増える原因となりますので気をつけて下さい。当たり前ですが、バランスの良い食生活が大切ですよ。(添加物には注意!)
3.睡眠
寝不足だと、頭がボーっとするってことないですか?
それは頭に十分な血液が行き届いていないということです。寝不足で血の巡りが悪くなると、髪の色素を補修してくれるメラノサイトという細胞が減り、白髪が増えてしまいます。十分な睡眠を心掛けることが大切ですよ。
4.ストレス
過度なストレスで短期間に白髪になることはありえることです。ストレスが原因の白髪は、一時的に強いショックが頭皮に負担をかけてしまい、色素を作る働きをしなくなってしまうことなので、改善が可能です。
白髪を根元から切ってみてみると[白→黒→白→黒]と交互に色がなっている髪があるのですが、こういった髪は睡眠不足やストレスが原因ですので改善するでしょう。
ストレスを溜めない様に、好きな音楽を聴く、ウォーキング、深呼吸、入浴など自分に合った解消法を実践し、リフレッシュすることが大切だと思います。
Q どうして髪が細くなるの?
女性の場合髪が細くなる原因は大別すると、6つに分けられます。
① 頭皮、髪のダメージ
② 偏った食生活
③ 睡眠不足
④ 運動不足
⑤ 喫煙
⑥ ストレス
これらは外的影響、内的影響の2つに分けることができます。直ぐに気をつけることができるのは、そう!外的影響です。
ではどうすればよいのでしょうか?
①頭皮や髪がダメージをうける
紫外線、パーマ、縮毛矯正、カラーリング、洗浄力の強いシャンプー、ドライヤーの熱などによって髪、頭皮がダメージを受けると、髪のツヤの元であるキューティクルが壊され、髪内部の大切な間充物質(18種類のアミノ酸等で構成)が流出して空洞化が起きてしまい、髪の毛がパサパサになって髪の毛も細くなっていってしまいます。
対策としては、ご家庭では髪に優しいシャンプーを使い、美容室でパーマ、縮毛矯正、カラーの後はシャンプーでは取り除けない残留物質を除去してもらうことが大切です。残っていると生活ダメージを受け徐々に髪が痩せて行ってしまいます。
②偏った食生活
ファーストフード、コンビニ等の食べ物は、どうしても自分の好みが優先しがちで、食べるものが偏る傾向にあり、外食は脂肪や塩分が多かったり、カロリーが高いメニューがほとんどで、栄養が偏り血液がドロドロになりやすく、血流が悪くなってしまうので髪に栄養が行き届かなくなってしまいます。全てにおいて食は基本となりますので バランスの良い食生活を心掛けることが大切!
③睡眠不足
十分な睡眠をとらないと代謝機能が衰えてしまうので、頭皮も弱り髪の毛が細くなってしまいます。睡眠不足が続くと、健康な髪の毛を生やすために大切な成長ホルモンが分泌されなくなり、弱々しい細い毛しか生えてこなくなってしまいます。
④ 運動不足
筋肉が緊張して血流が悪くなってしまい、髪の毛にまで栄養がしっかり行き届かなくなってしまいます。その結果、髪の毛は弱々しく細い髪の毛しか生えてこなくなってしまいます。
⑤ 喫煙
タバコはニコチンやタールの影響で、毛細血管が縮小して全身の血流が悪くなってしまいます。そうすると、血行が悪くなりますよね。当然、頭皮の血行も悪くなり髪の毛が細くなってしまう可能性が高くなります。習慣的にタバコを吸う人は気をつけて下さいね。
百害あって一利なし!
⑥ストレスを溜めない
ストレスを受けるとやはり身体の新陳代謝の機能が落ちることで血流が悪くなってしまいます。そうなると、頭皮にも血行不良が起こり、栄養が十分に行き届かなくなってしまい、結果として髪が細くなってしまいます。ストレスを溜めない様に、好きな音楽を聴く、ウォーキング、深呼吸、入浴など自分に合った解消法を実践しリフレッシュすることが大切だと思います。
Q どうして枝毛や切れ毛になるの?
特に年齢を重ねるにつれて毛髪のタンパク質の流出が進むと、毛髪内部の密度が低下し、毛粗しょうになってしまいます。骨粗しょう症になって骨折しやすくなるように、毛粗しょうの毛髪は枝毛や切れ毛ができやすくなります。その結果、毛先の量などが減ってしまいます。
尚、タンパク質の流出を防ぐには、パーマ、カラー等の適切な薬液施術処理、ホームケア方法が大切になります。(参考文献ヘアケアマイスターテキスト)
Q どうして癖毛になるの・・・?
くせ毛の方は経験していると思いますが梅雨の時の湿度、嫌ですね!せっかく朝、綺麗にブローしても昼頃には髪がうねりだし、あれって感じですよね!くせ毛は先天的なもの後天的と様々です。
髪がうねる6つの原因
1.毛穴・毛根のゆがみ
毛根がゆがんでいるとそこを通って髪が生えてくるのでうねりのある髪となります。このゆがみの具合により癖毛の強さも変わってきます。
2.髪の内部の乱れ
髪は表面から順にキューティクル・コルテックス・メデュラの3つの層で構成されています。
【海苔巻きに例えると】
海苔 =キューティクル
ごはん=コルテックス
具 =メデュラ と思ってください。
細かい内容だとわかりずらくなるので、簡単に言うと髪の2番目のコルティクス(海苔巻きで言うとごはんの部分)の水分、タンパク質のバランスの問題です。
3.遺伝
- くせ毛は優性遺伝ですので、親から子へ「くせ毛」も受け継がれます。
例えば「父親がクセ毛で母親が直毛ならどうなるのでしょうか?結果は70%以上の確率でくせ毛となります。 - 自分ではくせ毛と気がつかない波状毛のような場合もあります。
- 父親、母親共にクセ毛の場合は90%以上の確立でくせ毛になります。
4.添加物や汚れによる毛穴の目詰まり
シャンプーやトリートメントに含まれている添加物や皮脂、汚れが毛穴に詰まってしまうと髪にうねりが出る場合があります。洗浄力の強い石油系や石鹸系のシャンプーを使用すると、必要な皮脂まで取ってしまい頭皮を守ろうと皮脂を過剰に分泌してしまうので、頭皮、髪に負担のないヘアケア製品を使用して、頭皮を清潔に保つことが大切です。基本的に髪と同じアミノ酸系のシャンプーがお勧めです。
5.過剰なダイエット
栄養が不足すると体の重要な箇所に栄養が優先的に供給され、体の末端部分の髪、爪に栄養が供給されません。過剰なダイエットを行うと頭皮への栄養が不足し、血行不良になり栄養が不規則に供給され髪が細くなり、くせ毛の分類では髪がデコボコとした連球毛になってしまいます。
6.頭皮がアルカリ性に傾く
アルカリ性のシャンプーやトリートメントを使用していると…人間の体内は弱アルカリ、皮膚は弱酸性なので老廃物を外へ出しますが、
頭皮がアルカリ性に傾くと、老廃物が出にくくなり髪を圧迫してクセ毛になる場合があります。ヘアケア製品は石鹸や石油からできているアルカリ性のものではなく、弱酸性のアミノ酸からできているヘアケア製品を使用すると良いです。
Q 髪をハリがある艶髪にしたいんですが?
わかります!大切なのはホームケアです。
美容室で1日髪に良いことしてもご家庭で無意識に傷めることをしている可能性はありませんか?持論で1対29の法則と言うのがあり、1ヶ月30日として考えた場合、1日体に良い健康でヘルシーな食品をしっかり食べても、後の29日コン○○の物や、ファー○○フード…添加物一杯の食べ物を食べていたらどうでしょうか?それとヘアケアも同じです。
ホームヘアケア6つのポイント
これだけを気をつければ大丈夫
- 頭皮ケアをする
- シャンプー、トリートメントはアミノ酸系を選ぶ
- 洗い方(シャンプーの仕方)に気をつける
- トリートメントのつけ方に気をつける
- シャンプー後の髪の拭き方
- 乾かし方(自然乾燥はしない)
何を使って良いかわからない貴方には、「髪質改善美髪セット」を、お勧めいたします。
★必要なものから順番に揃えていかれれば良いと思います。